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2025-01-01

新春のご挨拶



皆様、あけましておめでとうございます。晴れやかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中のご厚情に深く御礼申し上げますとともに、本年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。

 毎年年末に発表される「今年の漢字」、昨年は「金」でした。オリンピック・パラリンピックで日本選手が数多く獲得した「金」メダルや、大谷翔平選手が50-50達成と3回目のMVP獲得で値千「金」の活躍等が選出の理由として挙げられていました。「金」が選ばれたのは今回で5回目らしいですが、過去4回は何れもオリンピックが開催された年です。オリンピック・パラリンピックに関しては開催に否定的な意見もあるようですが、やはり国民の関心も高く、「金」が世相を表す漢字として選出される後押しをしたようです。一方余り芳しくない理由としては、政治家の裏金問題や闇バイトによる強盗事件、止まらない物価高騰等、影の側面も注目されたことが挙げられました。年末には毎日のように企業・団体献金および政策活動費等の廃止等について、国会で論戦が繰り広げられていました。金(額)に関する話題だと、「103万円の壁」も、毎日耳にしました。各党それぞれの意見がありますが、国民目線で国民が幸せになれるような結論に導いて欲しいものです。海外に目を転じてみても、昨年は話題に事欠かない一年でした。最大のトピックはトランプ氏が再びアメリカ大統領に選出されたことでしょう。「私は関税の信奉者だ。私にとって、辞書の中で最も美しい言葉はTARIFF(関税)だ」と主張するトランプ氏。特に中国との関係はより厳しくなると言われています。就任式まであと僅かですが、世界はトランプ新大統領の動向を見守っている、と言うより身構えていると言うのが正直なところでしょうか。近年国際情勢は協調から分断、自国優先主義や保護主義が強まっていますが、その流れは進むのでしょうか?隣国韓国では尹錫悦大統領が非常戒厳を発令したことに端を発し、混乱した状態が続いています。ウクライナ問題も停戦に向けての動きが囁かれていますが、平和が訪れるには時間がかかりそうです。フランスでは内閣不信任案、ドイツではショルツ首相の不信任案が可決され、政治的に不安定な状態に突入しています。シリアでアサド政権が崩壊し内戦状態が一服したのは良い知らせですが、どのような体制で統治されるかは分からず、破壊された国内を復興するには相当の年月が必要でしょう。イスラエル・ガザ紛争も一年以上が経過、大人も勿論ですが報道で目にするのは、小さな子供たちが犠牲になっていることです。見る度に胸が痛みます。当事者それぞれの言い分はあると思いますが、今年こそは平和な日常生活が訪れることを祈るばかりです。国内でも諸問題はありますが、戦争がない中で毎日生活でき、電気代は上がることはあっても電気は止まることはなく、蛇口を捻れば水やお湯が当たり前のように出て、温かいシャワーを浴びたりお風呂に入ったり出来る、そんな日常を当たり前と思うのではなく、有難く感謝しなければとつくづく思います。昨年末の大きな話題として忘れてはいけないのが、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことです。世界で紛争が頻発したり、分断が深まったりする中、今回の受賞意義は非常に大きいと思います。代表者の田中熙巳さんは受賞スピーチで、自分たちの願いを受け継いでほしいと仰いました。「原爆被害者の現在の平均年齢は85歳。10年先には直接の体験者としての証言ができるのは数人になるかもしれません。これからは、私たちがやってきた運動を、次の世代のみなさんが、工夫して築いていくことを期待しています」次の世代の一人として非常に重みのある言葉だと受け止めました。

 さて、今年の干支は「乙巳(きのとみ)」、多くの人にとって成長と結実の時期となる可能性が高いそうです。「乙」は未だ発展途上の状態を表し、「巳」は植物が最大限まで成長した状態を意味し、この組み合わせは、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆すると言われています。弊社でもこれまで続けてきたお客様本位の経営が実を結ぶよう、社員全員で精進して参ります。本年が明るく豊かな年になるよう願うとともに、皆様方のご健勝と社業の発展をお祈りいたします。どうか本年もご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年 元旦