NEWS- 新着情報 -

2026-01-01

新春のご挨拶

   
 皆様、あけましておめでとうございます。晴れやかな新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。旧年中のご厚情に深く御礼申し上げるとともに、本年も変わらぬご支援、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
 
まず、2025年を象徴する出来事として、「今年の漢字」に『熊』が選ばれました。各地でクマの出没や被害が相次ぎ、自然との共存や生態系との向き合い方が改めて問われた一年でした。環境省の速報では、4〜11月のクマによる被害者数が230人に達し過去最悪となり、国や自治体は緊急銃猟の運用や地域ぐるみの対策を加速させました。環境問題は地球規模での課題であり、持続可能な地域づくりに向けて、私たち一人ひとりが、自然との適切な距離を学び直す時代に入っているのかもしれません。
 一方で、未来に向けた大きな希望を感じさせる明るい話題もありました。2025年のノーベル賞では、日本から大阪大学の坂口志文教授(生理学・医学賞)と京都大学の北川進教授(化学賞)が同時受賞を果たし、10年ぶりのダブル受賞が実現しました。両氏は授賞式後の会見で「若い世代が科学に触れる環境づくりの重要性」「基礎研究は息の長い支援が不可欠」と語っています。その姿は、挑戦と継続が未来を切り拓くことを力強く示した一年の象徴であり、国内外に希望をもたらしました。
 
また春には大阪・関西万博が開幕し、10月の閉幕までに延べ2557万人が来場しました。大屋根リングや公式キャラクター「ミャクミャク」に象徴される国際的展示は多くの共感を呼び、世界の知恵や文化が交わる舞台として賑わいを見せました。経済効果は約3兆6000億円、運営収支も371億円の黒字見通しと報じられ、次世代社会のあり方を考える契機として大きな役割を果たしました。
 世界に目を向けると、2025年は通商構造や地政学リスクの変化が一層進んだ一年となりました。米国ではトランプ政権が輸入品への一律10%の関税を発動し、さらに日本・韓国に25%、ブラジルに50%など、国別に高関税を課す相互関税政策を推し進めました。その結果、各国の企業はサプライチェーンの再編を迫られ、生産拠点の多角化が世界的に加速しました。中国からインド・ASEANへの「チャイナプラスワン」移転が進むなど、国際経済の構造変化が明確に表れています。
 
ウクライナ情勢では、米国が領土割譲を含む和平案を提示し、同国は受け入れるか否かの重大な岐路に立たされました。欧州の安全保障環境は一段と不透明となり、各国は国防強化とエネルギー供給の再設計を急速に進めています。イスラエル・ガザ情勢は10月に停戦合意に達したものの、依然として散発的な攻撃や混乱が続き、復興への道のりは長そうです。直近では、台湾有事をめぐる高市首相の国会答弁以降、日中関係が冷え込み、関係改善の兆しは見られません。2025年は米国・中国・欧州が複雑に絡み合う「多極化」の世界秩序が、さらに進行したことを象徴する一年でもありました。2026年こそ平和な一年になることを祈るばかりです。
 スポーツの分野では、MLBロサンゼルス・ドジャースが2年連続で世界一を達成し、山本由伸投手がシリーズMVPを獲得しました。大谷翔平選手も投打で復活を遂げ、日本のファンに大きな勇気を与えてくれました。逆風が吹く世界情勢のなかでも、スポーツが人々の心を明るく照らす力を改めて感じさせてくれる一年でした。一方では、「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さんやゴルフ人気の向上に貢献されたジャンボ尾崎さんが年末に亡くなられたのは、寂しい限りです。ご冥福をお祈りいたします。
 こうして振り返ると、2025年は「変化のうねり」と「未来への兆し」が同時に進んだ一年でした。国内では自然との共存や環境課題が浮き彫りとなり、国際社会では地政学リスクが広がる一方で、ノーベル賞に象徴されるように、人類の未来を照らす希望の光も確かに存在しました。科学技術の進歩、文化・スポーツの躍動、そして新たな国際協調の芽が、2026年の歩みに大きな勇気を与えてほしいものです。
 さて、今年の干支は丙午(ひのえうま)、かつては「不吉」とされ、1966年の丙午には迷信の影響で出生数が大きく減ったことが知られていますが、今年はどうでしょう?炎の陽気を持つ「丙」と勢いの象徴である「午」が重なる今年は、情熱を持って前へ踏み出すことが吉とされています。弊社もお客様本位の姿勢を一層磨き、皆さまの、社会のお役に立てる会社として、積極果敢に前へ踏み出して参ります。
 結びに、皆様のご健勝とご発展、そして世界の平穏を心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2026年 元旦